庭にDIYで単管パイプと波板の作業小屋を自作!廃材の木を足したらコスパ良くてかっこいい小屋になった!?

改装3件目「 椿のいえ 」で庭に建てた単管パイプの作業小屋。なぜ単管パイプと波板にしたかというと、大家さんから建築の許可は出ていたものの、退去時に更地に戻すというお約束があったからです。もちろん全て木材よりもコストパフォーマンスが良かったのも理由ですが、強度があるのに組み立ても簡単なのと バラすのが少しでも楽になるんじゃないかと考えて単管パイプで骨組みを作る事を決めたのでした。完全に素人ですが使った材料や道具など、これから作る方にはざっくりとした参考になると思うのでご紹介します!(細かい部分はご自分のご希望に合わせて変えて下さいね!)

1. どの位の材料や数が必要かざっくりとしたアタリをつける
まずはざっくり大きさとカタチを図面ソフトで描いてみました。この時、単管パイプの太さまでは考えておらず、「ブロック塀沿いに幅6m×奥行き2m×高さ2.6m位の横長の小屋が欲しいなあ…」位の感じです。(もしご自分の土地でブロック塀も自由に使えるなら、ブロック塀を構造の一部にするなんていうのもかっこよくてコストも下がるので良いかもしれませんね!)

屋根は造りが簡単そうなので片流れにしました。低い方は自分の身長が低いため2mで充分です。図面ソフトで描くと「この位の角度だと必要な長さはこの位かな?」とアタリが付けられるのが便利です。(方眼紙に縮小して描いても大体は割り出せますよね。)単管パイプの本数やジョイントの数、屋根に使う波トタンの長さや枚数もざっくりですがここで把握しました。
2. 小屋の地面になる部分に敷石を並べる

まずは地面を少し掘り下げて敷石を並べる所から。一面コンクリ土間にしたい所ですが、退去時に元に戻さないといけないのではやる気持ちを抑えてせっせと並べていきます。敷石の下にはゴムハンマーで高さ調節するための砂を敷いて、並べ終わったら目地に砂を撒き散水して砂を締めました。

強度的にも車が乗る訳でもないしこれで充分でした。(※一部切断機を置きたい場所だけモルタルで水平に均してます)
3. 単管パイプを切る(鉄鋼用バンドソーがおすすめ)
次は単管パイプを上で出した長さに切り出しました。これが地味に時間が掛かります。初めは下の写真の様な高速グラインダー(ディスクグラインダーとも呼ぶ)で切りましたがおススメしません。時間も掛かるし音がうるさいし火花が散るからです。DIYに慣れていない人は音対策に耳栓と火花対策にゴーグル、臭い対策にマスクも必要かもしれません。


鉄工所でしたら、「高速切断機(高速カッターとも呼ぶ)」という据え置き型の砥石が大きいやつでギャンギャン切っていけますが、これも火花をものともしない屈強な人かつご近所に音でご迷惑が掛からない人でない限りおススメ出来ません。ちなみに「山の倉庫」ではおじいさんが壁際に置いた高速切断機で鉄を切っていたところ、壁のベニヤに燃え移って危うく大火事になるところでしたのでこれから使おうという方はご注意を。思った以上に火花が出ます。

そこで自分は、ヤフオクで上の写真の様な中国製の「鉄鋼用バンドソー(コンタ―マシンとも呼ぶ)」を3万位で買って切りました。(イリイの「TR-035EB」と同等品ぽい)。時間が掛かるのに変わりはありませんが、まっすぐ綺麗に切れるし音が出ないのでおすすめです。ただし、標準で付属している刃(帯鋸)はクオリティが低く継ぎ目で破断する事が多いので、同じサイズのASADA製のものに変える事をおすすめします。
4. 単管パイプを単管クランプで組んでいく(ディープソケットが必要!)
材料を切り出したら、次は「単管クランプ」で組み立てていきます。単管クランプは単管パイプ同士の接合部になる訳ですが、直行してるものとか自在に動くものとか色々あります。これがちょっと曲者で準備しといた方がいい道具があったという話を少し。

クランプはナットを緩めるとパイプを挟む部分が開いていき、ナットを締めていくと閉じて強く挟むという構造です。六角レンチなどの手工具で出来ない事もないのですが、連結する部分が多いのでとても時間が掛かります。そこで普通は下の写真の様な六角ソケットをインパクトドライバーに付けて組み立てればいいじゃん!となる訳です。

ところが、これではきちんとナットが締めれないという事が判明。なぜかと言うとクランプの写真を見ると分かる様に、ナットを締める事で雄ネジがだんだん出てくるから。つまり、ソケット内部に深さがないので雄ネジ先端がソケット内部に当たっちゃうんです。

そこで活躍するのが上の写真左のディープソケットです。私はインパクトドライバに付けるために六角シャンク軸のソケットアダプタを買ってしまいましたが、ディープソケットは軸も一体型になっているので、これ1本あれば済む話だったのです。。(皆さんは初めからディープソケット買って下さいね!)
そんな事がありながらやっと組立て始めたのが下の写真。柱になる部分と横に渡したパイプは主に「直行クランプ」で、屋根の勾配を付ける部分には「自在クランプ」を使いました。

屋根の長手方向(画像左から右)に通っている垂木は奥行き方向のパイプに「垂木クランプ」なるものを使って固定してから、その垂木に波板を貼っています。側面、背面も上端と中段2カ所、下の方と計4箇所の高さに垂木クランプで下地(横桟)を入れていきました。

なので片流れの小屋の骨組みを単管パイプで作るには…
1.直行クランプ
2.自在クランプ
3.垂木クランプ
の3種類が必要になってきます。
5. 屋根、側面と背面、正面にも波トタンを貼っていく

側面の波板は、屋根の勾配に直接当てて線をけがき、高速グラインダーの金属用切断砥石でカットしました。音が結構出るため、静かに切りたい人は速度が落ちますが「波板用のハサミ」も売っているのでそちらがおススメです。突き出し窓(跳ね上げ式の窓)は廃材で自作して、装飾として庇(ひさし。窓の上の小さい屋根)と植物等を置けるカウンター?的なものも付けました。窓を付けると小屋らしくなってきます。

6. 正面の入り口は廃材の雨戸を流用

正面入り口は大きい雨戸が庭に落ちていたので流用しました。手前左側は固定で、右側が動く様になっています。少し背が低い様に見えますが、雨戸が左右に動くガイドとして薄い木材でサンドイッチしているためそう見えるだけです。雨戸の色は塗ろうかとも思ったんですが、大家さんが使うかもしれないとの事で断念…。パイプの端はふつう黄色いエンドキャップを付けますが、どうにも格好悪くてパイプと同じ色と素材のものがあればと思いましたが当時はなかったので付けてません。

正面右側の窓部分。こちらも窓は廃材を使って自作するため、大きく開口をとっています。間にパイプが見えますがこれはいらなかったかも?そしてなんか窓の下に窓台?の様なカウンターの様なものはすぐつけたくなって付けてます。廃材なのでやれた木材の感じも中々いいですけどね。小屋から単管パイプが付きだす感じも嫌いじゃなかったです。
7. 内部は必要最小限。廃材も使って工具を収納する棚を作った

内部はこんな感じで、廃材を使って気ままであるがままに棚なんかも付けてました。どうせ解体するし、使えればいいや的な感じでしたのでこれで充分でした。





8. まとめ
さあ、いかがでしたでしょうか DIYで作る単管パイプの作業小屋をご紹介致しました。英語ではこの位の規模の小屋を「hut」とか「shuck」なんて言うみたいですが、ガレージやログキャビン程しっかりしてなくてもいいんだけど、雨風が凌げるちょっとした小屋が欲しいんだよねっていう時が人生で一度はあります!(ないかな?)自分は撤去前提+節約を重視したので、かなり手抜きもありましたがシルバー×木材の粗野な小屋は結構好きな見た目でした。

材料費としては当時で13万くらい。小屋の中では安い方に入ると思います。(土地と建物を定着させなければ固定資産税も掛からないとか)コストコの同サイズの小屋型物置でも40万位しますが、単管パイプ+波板(波トタン)はまず安くて丈夫。それだけだと見た目があれって事で廃材の木を取り入れて暖かみを加えてみたらコスパが良くておしゃれな小屋になりました。7年という月日でも台風に飛ばされる事もなく、サビ落ちる事もなかったのも好印象です。
木工作業する方や農作業小屋としても欲しくなる「小屋」。そんな時は組み立てが簡単な単管パイプを骨組みにした小屋がオール木材より早くておススメです!ちょっと道具とか必要ですが、この記事を踏み台に皆さんらしいかっちょいい小屋が出来る事をお祈りしております!
9. ちなみに…解体する時には
ちなみに7年後の退去時に解体するわけですがその時に波トタンを剥がすのに活躍したのが釘抜き(平バールとも呼ぶ)。二股になってる部分を釘頭に引っ掛けてから、釘抜きと波トタンの間に木材を当ててこじると釘が抜けるという寸法。立てる時に間違えて取り付けた波板を剥がす時にも使えますし、同じく撤去を考えている方は絶対持っておくと良いです。



